今年は初めてお正月ぽくやや手作りな「おせち」を用意してみました。決して公開できるほどのものではないのですが、せっかくなので次年の参考に記録として残しておくことにします。
(ただし毎年やるとは限らないんですけども。)
その家でそれぞれのお正月の過し方があるわけで、正月だからおせち食べなくちゃいけないなんてことはありません。新しい年の始まりだから気分を盛り上げるべく、食べたいものを食べるのが一番かと思います。
とりあえず我が家は子どもが大きくなるまではいつもと違ったすこし華やかな雰囲気で過したいかなと思ってまして、高い料理は無理だけど、できるだけ見た目だけでもがんばるか!といったところでしょうか。でもいざ作ってみると、どこをどうしていいか案外わからないものなんですよね。あちこちで毎年食べてるくせに、何を用意したらいいかパッとでてこない。しかも個人的に佃煮や昆布巻きなどの定番ものは少々苦手。
いろんなサイトをみながら、これだったら食べたいかなーというものだけ作ることにしました。
おせち料理の中身2016。
とくにこだわりなんてありません。お節はお酒があう大人向けなシブめな料理が多いので、子どもでも食べられるものを入れるようにしました。詰め方も本当は決まりがあるようですが、あまり気にせず入れております。
詰め方のコツは以下サイトを参考に。はっきりいって同じようにはいかなかったんですけども。
かまぼこ、伊達巻、黒豆。
これらは全て買ってきたものです。
いつもはセットで入ってる一番安いものを使うんですけど、いつだったかかまぼこの美味しさは値段と比例するという話を聞いたことがありまして、今回はこれだけ奮発してグチ入りのちょっぴり高めのものをチョイスしてしまいました。
プリッとした弾力と魚のうまみもしっかり感じる飽きの来ない美味しさでした。
今回は700円クラスのかまぼこでしたけど、もしかしたら1000円越えてくるともっとおいしくなるのかな・・・
いつもはかまぼこは最後まで余るのに、一番先に重からなくなるという快挙でありました。
飾り切りもやってみると簡単。これは覚えておくと使える技ですよ。

海老の旨煮、菊花大根(大根の甘酢漬け、柚子風味)、たたきごぼう
海老は尾頭付きの生海老を出汁と醤油とみりん、酒で旨煮にしました。
背綿をとり、ヒゲをキッチンバサミで切って、5分くらい煮るだけ。あとは冷まして数日煮汁につけておくだけでいいので、決して難しくはありません。
しかし海老のチョイスは間違ってはいけません。30円安かった刺身用の海老にしたばっかりに、身が柔らかすぎていまいちでありました。火を通して食べるならやっぱり車海老ですよ。
参考にしたレシピはこれ。先に作っておけるのはありがたい。
http://cookpad.com/recipe/1660833
菊花大根は「なます」や「かぶ」の代わりに。ゆずの皮は冷凍しておいたものを使ってます。これも先に作って冷蔵庫で数日寝かせておけるんですよ。

たたきごぼうも酢がきいていてさっぱりと食べられます。たたいてなくても、熱いうちに調味料につけこめばしっかり味がしみますよ。

栗鹿の子、ベビーホタテの旨煮、菜の花の胡麻和え
栗かのこは、頂き物なんですけどこれがまた美味しくてびっくりしました。もうなんというか、あふれんばかりの「栗」がなんじゃこりゃーと、口いっぱいに広がります。
栗好きにはたまらないきんとんです。これって有名な信州の銘菓なんですね。知らなかった。本当にすばらしかった。来年も自分で買ってしまうかもしれない。
ホタテの旨煮も海老と同様の作り方ですね。海老と違って煮汁は煮詰めたほうがしっかり味でおいしいです。ホタテは照り焼きにしてバターを仕上げに絡めてもおいしいんですけどね。
http://cookpad.com/recipe/2964401
菜の花の胡麻和えは、めんつゆベースの味付けに加えて柚子こしょうをきかせています。甘辛な味付けが多いおせちに、ピリッとした風味がまたお酒がすすみます。
参考レシピは以下。
http://cookpad.com/recipe/1401348
しかし、もう少し詰め方上手になりたいなあ・・・
ミートローフ、出汁巻きたまご
ミートローフは、型をもってないので空いた牛乳パックを使って電子レンジで作りました。豆腐入りなので大変あっさりと食べやすいミートローフです。
これに、赤ワイン、中濃ソース、トマトケチャップ、砂糖、こしょうなどを煮詰めてソースを別途で用意しておきました。食べるときにかけてもらう感じで。

卵焼きは白だしと砂糖でやんわりと甘めに仕上げました。加えて、余っていたカニカマといんげんを一緒に巻きこんで焼いています。子どもにもオススメな卵焼き。
入れ物も考えておけばよかった。
入れ物はちゃんとした重箱をもっていなかったので、セリアの重箱でしのぎました。15cm×15cmとサイズが小さめなのであまりたくさん入れられないのが難点ですが、ちゃんと日本製で蓋もしっかりあうので結構つかえます。
あとは、ミスドでもらったお重箱ぽい弁当箱を活用したのでありました。
あとは、味写りがないように、気の利いた仕切りやお正月用のカップあたりはもうちょっとそろえておけばよかったなあと。ラップ使っちゃうとお弁当ぽくなってしまうので・・。
お皿に盛り付けてもいいんですけど、冷蔵庫に入りきらなくなってしまうんですよね。洗い物も増えるし・・
少しでもラクをするべく、なるべく重箱で収めたいという気持ちで料理したはいいけど、入れ物がないのも困りものであります。今度は実家からもらってこようかな。。
このほかに、煮しめ、太巻きすし、そばと雑煮用のそばつゆを鶏がらで出汁とって作ってます。要は秋田の郷土料理のきりたんぽやだまっこと同様の「つゆ」なんですけど、これだけは毎年恒例なのです。
あと、デザートにフルーツ缶を使った牛乳かんも作っておいたかな。かんてんじゃなくて、ゼラチンで作るのも悪くないですよ。ゼラチンは溶けやすいので食べる直前に出して食べる感じがよいですね。

毎年恒例の行事なので記録しておくとよいかも。
それにしても重に詰めたもの意外のものは、疲れ切って写真を撮り忘れてしまったのが悔やまれます。。早くお酒のんでくつろぎたかったばかりに、反省しております。
米粒に謹賀新年て字を書いている超人をテレビで見かけて、自分だってできるし!と酔っ払って字書いて遊んでおりました。猛省。
しかしおせち料理といえども、今回作ったものはどれもそれほど手の込んだものではないんですよね。29日~30日あたりに作っておいていも大丈夫なものばかり。
年末はとにかくやること多いので「段取り」ですね。これにつきます。
お節はいつもは買う派なんですけど、今年は気分を変えて手作りやってみるかと頑張ったで次第でありますが、いい勉強になりました。
詰める中身を考えて、買い物し、料理し、重にきれいに詰めていく作業まで全部1人でこなすことなんて今までなかったので、こんなに大変なものかと誰かに語らずにはいられない気持ちといいましょうか。
年末は料理だけでなく、数日またいでいつもより少々手の込んだ掃除も行いながらの作業ということで、全行程を終えた充実感を覚える反面、一気に襲ってくる疲労とかなんもやりたくない気持ちやら、しばらくなんとも複雑でたまらないものがありました。
まあ、慣れないことをするからそんなことになるんでしょうけども、それなりに楽しい時間であったことは確かです。きっと今回のがんばりは次に活きることでしょう。