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前に映画化されていたのは知っていたので、タイトルが目について読んでみました。
そんなに読書量が多くはないんですが、伊坂幸太郎の本は初めてでした。
簡単にいうと日本の首相が暗殺されて、一般人が濡れ衣着せられてひたすら逃亡する話です。 最初はどうも表現にまわりくどさを感じて、話を進めてて行くのが辛くなり途中で挫折しそうになりました…
でも第4部に差し掛かってから、一気にいろんなことがつながっていく面白さがあって、結果、長い逃亡劇を最後まで読みきれたことが満足です。
昔の友人や偶然知り合う人物に助けてもらいながら、逃げ続けるシーンは続きが気になりまして、最後は隠れたすごい陰謀が明るみになるのかー?!と、わくてかしつつ、気づいたら話は平和に終わってました。
あれー…?利権が渦巻いてそういう事件になったのはともかく、大元の黒幕とかは・・・?
素人な感想ではありますが、せっかくのフィクションなんだし、もっともっとドロドロと壮大な話であってほしかったと、ちょっぴり残念な気持ちになりました。
ただ、学生時代のよき思い出が鮮明に描かれていたので、あの頃はよかったなあと少し懐かしさを感じました。その辺がゴールデンスランバーのタイトルと結びつくところなのでしょうか。なんとなくですけども。
今度は別のタイトルも読んでみようかな。
映画はまだ見ていないですけど、あとでレンタルしてみようかと思います。
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