なんとなく先延ばしにしていたアイロンの買い換え。悩んだ末、日立のコードレススチームアイロン(CSI-107)を買いました。これはアイロンについて悩む、心の中のお話。
なんだかんだで10年近く使っていたアイロンが古くなって、かけ面の塗装加工が剥がれてきたので新しいアイロンを買うことにしました。
アイロンにこだわりがない。
アイロンがけはワイシャツやブラウス、綿パンなど、まあまあ使います。
夏は暑いし、そもそも出し入れが面倒だし、そんなアイロンがけが決して好きなわけではないのですが、シワシワの服はイカンしなあと惰性でやってる感じです。いや、制服はキレイに整えてあげたい、シャツは爽やかに着こなして欲しい、そんな思いやりあってこその家事。洗濯してシワもピシッと伸びているとすごく気持ちいいですしね。
しかしなんとなくアイロンがけをやっているのでたいしてこだわりもなく、新しいの買う時も普通でいいよ普通で、といい加減に思っていました。
一応お店に行く前に、自分なりに基準は考えていました。一応。
- スチームアイロンがいい。
- コードレスだと便利そう。(使ったことがなかったので)
これだけ。
たかがアイロンじゃないかと、まあそんなに悩むこともないであろうとふんでいたのであります。
今まで使用中のアイロンは、なんと1200円で買った激安なスチームアイロン。温度調整はダイヤル式で、一応スチームも出ます。出ることは出ます。
ただし、今出る時じゃないだろうって時にシューって出てきてはすぐに止まり、いい感じで出てきたかと思えば目詰まりして服汚すし、そうなるとアイロンに対して怒りがこみあげてくるので、結局ドライにして霧吹きで対応するという感じ使っておりました。
たいしてアイロンに高機能を求めてなかったので、これでも十分だったんですよね。
使用時は箱から出して、終わったら冷めるまで待って箱にしまいこむというスタイルでやっていまして、出し入れが微妙に面倒だなあというのは感じていた次第であります。ていうか、みなさんアイロンの収納ってどうしてるのかな。
アイロンの選び方について悩む。
めったに見ることのないアイロン売り場はこんなに種類があったのかと、眩しく見えました。
例えばハンディタイプでハンガーにかけたまたスチームをかけられるもの。
たしかにスチームだけサッとかけたいっていう時もあるなあと思ったり。
はたまた旅行に携帯できちゃうくらいコンパクトなもの。
これじゃあ、オモチャじゃないかと思いつつ、評価を見るとなかなかよいという。
上記の特殊なものの他にもちろん一般的なものもたくさんあるわけですが、主に重さやスチーム量の違い、かけ面の形、滑り具合などから自分の好みにあったものを選んでいくことになるんですね。さらにかけ面の素材も選べるようになっていて、フッ素、セラミック、チタンなど耐久性も選ぶ時のポイント。
他にもカルキ・水垢クリーン機能や水漏れ防止なんかもあったりなかったり。目詰まり防止機能っていうのも魅力的ですし。
たかがアイロンて思っていたのに、思いのほか選択肢が多くて、これはどうしたものかと想定外の事態に悩んでしまいました。
なんていうか、今どきのアイロンて思ってた以上に高性能・・。知らなかった。
いろんな商品を見ながらよく考えてみると何気に自分でも不便に感じていたところがあったなあと思い直しました。
- アイロンがけするといっても、そこまでヘビーに使うわけでもないのでお値段は5000円くらいでいい。
- 今度こそちゃんとスチームが出るもの。ショットがあるといいなー。
- ケース付きってありがたいかも。(箱にしまうのが面倒くさい)
- 毎回しまうから、コードの巻き取りがラクな方がいいな。
そんなこんなで、購入したのが以下です。
日立のコードレスアイロンVEGEE(CSI-107)
ちょっとハイテクなデザインが気に入りました。
うれしいケース付き。
こんな感じで縦でも置けます。ケースはカバーをカチッというまではめ込めば、そのまま取っ手を持つこともできます。とはいえちょっと危なっかしいので、なるべく下も支えながら両手で持ちますけども。
電源コードは台座についていますが、引っ張り出して使えるコードリール式です。アイロンは初めてのコードレス。いつもコードが邪魔だなあって思ってたのでどんなもんか使ってみたかったんです。
しかしアイロンにコードがついていないということは、どれだけ時間をかけて充電しなくちゃいけないんだろうか・・、もしかしてものすごく準備に時間がかかってすぐに使えないんじゃないだろうか・・とよからぬ心配をしていたんですけど、普通にコード付きのアイロンの立ち上げと大差なく温度があがったのでホッとしました。
どういう仕組みなのかなと思ったら、一回充電すればいいってわけではなくて、使う間だけその都度台座で給電しながら使うのですね。ふむ。
温度調整は液晶パネルで。切替ボタンを押すごとに温度設定が変わります。6段階のバーで表示され、温度が上がるとバーが増えて下がるとバーが減っていきます。
ちなみに切替ボタンを3秒以上長押しすると消音モードにできます。
なんと憧れのショットボタン付き。これがあると、好きなタイミングでスチーム出せるので密かにこれは外せないと思ってました。嬉しい。嬉しすぎる。
ドキドキしながら押してみたら、すごい勢いでスチームが出てきてたまげました。これなら、ジャケットやセーターの臭い取りもできそう。ただし、ハンガーにかけたまま長時間使うのはちょっと重いのではないかと。本体の重さは940gと1kgないんですけどね。基本はアイロン台とセットで使うのがよいと思われます。
スプレーを押すと水鉄砲のごとく水がピューっと飛び出します。あんまり目が細かくないスプレーですけど、綿や麻のものをかけるときはスプレーボトル用意しなくていいので便利です。
タンクは取り外せるようになっているので、蛇口で水を入れられます。約140ml入ります。
アイロンをかける時は、アイロンを台座にセットしたら電源コードを差し込んで、切替ボタンを押して温度をセット。あとは温度が上がるのを待ちます。
「高」に合わせても1分くらいすればピーッと音がするので、そしたらアイロンをかけることができます。(ピーッという音は消音モードにして消すこともできます。)
アイロンはその都度台座にセットしてこまめに給電しながら使います。
服の位置をこまめに直しながら使う時はいいんですけど、ちょっと長めにかけていると温度が下がってくるので、その際は台座に少し置いて温度が上がるのを待たなくてはなりません。
台座にセットするのが慣れるまで時間がかかりそうですけども、コードレスっていいなあとしみじみ感じるなど。
それとかけ面の大きさが今までのよりも小さめで、小回りがきくというのと、スチームがムラなく出ているのがとにかく嬉しいです。いいね、新しいっていいね!
アイロン選びは多分難しいんだと思う。
念願のショット付きスチーム、待望のコードレスアイロンを使ってみてるわけですが、まずまずな使い心地を実感中であります。
スチームはいい感じで行き渡っているようで、今までのに比べると確実にシワが伸びるのが早くなりました。サクサクとアイロンがけが進むので、ちょっと楽しくなったかも。
しかし実際使ってみるとコード付き、コード無し、どちらも一長一短かなあという面もあり。ちゃんと選んだつもりでも、自分にあったもの見つけるって難しいなあと実感したのでありました。
今までコード付きを使っていたというのもあってか、コードレスってこんなに早く温度が下がっちゃうのかーという印象もあるんですよね。給電しながら使う面倒さもちょっと感じますし。シャツ類は頻繁に位置を直しながらかけるのでまあいいんですけど、一気に広範囲のものにアイロンをかける時や長めにプレスしたい時は、すぐに温度が下がっちゃうと困るなあっていう感じでしょうか。
でもコードレスだと聞き手じゃない方でかけてもラクにかけられるので、その辺はやっぱり便利です。
我が家の場合、一番アイロンがけするのはワイシャツや制服のブラウスが多めなので、小回りのきくコードレスでよかったかなー、とは思うんですけども。どれだけアイロンがけをやるのか、どういったものをよくかけるのか、そこら辺で選ぶものがガラッと変わってきますからね。
購入前に試しに使ってみたりできるといいのに。でもって今のアイロンが使えなくなって次にまた買う時は、多分また悩むんだと思います。
メーカーサイト:
コードレススチームアイロン(CSI-107):日立コンシューマ・マーケティング株式会社リビングサプライ社
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