ペットボトルにとりつけるだけで使えるコンパクトな加湿器のレポをひとつ。
風邪の予防もふまえて、そばにおいて使えるタイプを試してみようかと。この手のタイプはお手入れがラクだっていうのもありますし。まあ、無いよりはいいかなあという感じかと思いますけども。
かといって、部屋全体をカバーする大きいものだとタンクやらフィルターやら定期的なお手入れが必要になるので、そういうのは居間においてるヤツだけで私も手一杯なのであります。しかもウチの子は私以上にめんどくさがりなので、掃除するものは少ないにこしたことがない。
というわけで、お値段もリーズナブルで、扱いが簡単なペットボトルにつけて使える加湿器「Bottle CUBE」を買ってみました。
USBで給電するタイプのものなので、電源を直接コンセントからひっぱれるようにUSBチャージャーも同時に購入しました。USBが2ポートなのは将来スマホとか音楽プレイヤーの充電にも一応使えるようにというわけで。
「Bottle CUBE」のパッケージの中身は、これだけ。本体と取説、白くて長いものは、給水スティック5本です。
給水スティックは約20cm。500mlのペットボトルなら切らずにそのまま使う感じで、350mlや280mlのタイプならお好みの長さに切って使うことになります。
ただ500mlのペットボトルにつけた場合底ギリギリまで給水スティックが届くわけではないので、底に少し水が残ることになります。
本体の大きさは、約5cm四方。USBケーブルの長さは80cmくらいあります。ノートパソコンなどから給電する場合は十分な長さなんですが、電源をコンセントから引っ張る場合はちょっと長さが足りませんでした。
なので、USBケーブルの延長ケーブルを追加して使うことにしました。こういうオスメスのタイプのやつですね。データ用だと給電はできませんので、充電もできるタイプのものを使いましょう。
コンセントやPCから電源をとらなくても、モバイルバッテリーにつなげても使う方法もあります。
加湿方式は超音波振動式。吹き出し口は使っているうちに、ほこりがついたり、水道水の石灰などがついてきます。だいたい週に1~2回は、湿らせた綿棒などでやさしくお掃除してあげましょう。
スイッチはこんな感じ。
スイッチの側面からUSBのケーブルが出ています。
ひっくり返すとペットボトルにつけられるように溝がついているのが見えます。
ペットボトルは大概のものが使えますけど、広口タイプや海外製の水のペットボトルは規格が違うのでつけられません。日本製のものをチョイスしましょう。今回用意したのは、350mlのお茶のボトルです。
最初に給水スティックを水にしめらせてから本体にとりつけます。湿らせてから取り付けないと、すぐにミストがすぐに出てこないことがあるようです。そしてもう入らないというくらい奥までしっかりと差し込むことが重要。2cmくらいぐいぐい押し込んでも大丈夫ですよ。
このままでは350mlのペットボトルには長いので気になる場合は切って長さ調整します。しかし我が家はこのまま使ってますけども、特に問題はおこっていません。お好みでいいのかな?
水は必ず水道水を使います。基本的に加湿器に使う水は、ミネラルウォーターや天然水、井戸水、浄水器を通した水などは雑菌が繁殖しやすいので使ってはいけません。分量は7分目くらいを目安に。しっかりしめて装着完了。
あ、ペットボトルの着脱の際はペットボトル側を回すんですよ。キャップ側(本体)を回すと、線がねじれていってしまいますからね。それと、きれいなミストが出てくるように残った水は毎日取り替えましょう。
万が一横に倒れてしまっても、水はもれません。ですが、使うときは立てた状態で使うのが正しい使い方。
電源を差し込んでスイッチを入れてみると、わりといい感じでミストが噴出してきます。小さいサイズゆえにもっと貧相なものを想像していたので、この勢いにはちょっとびっくりしました。
噴射中に本体が熱を持って熱くなるということもないですし、霧が細かくて置いている周りがビシャビシャになることも今のところありません。
(補足)・・・でしたが、後日別室で使ってみると、使用時の温度や湿度によって、周囲が濡れることがあることが分かりました。なぜそうなるのか、この記事の最後に後述しています。
スイッチを入れている間は、ライトが光っているのでつけているのが暗い部屋でも分かりますよ。なお、連続で8時間つけっぱなしにしていると、自動的に電源は止まるようです。
お手入れの頻度と使用時間の目安。
こまめに行うお手入れは、吹き出し口を定期的に軽く湿らせた綿棒などでふき取るくらいのことです。だいたい汚れるとミストの出も悪くなるのでそうなったら掃除してみると復活するかもしれません。決して直接水洗いはやっちゃいけませんよ。壊れちゃいます。
あとは、残った水は継ぎ足したりしないで、毎度捨てて新しい水を入れるようにしましょう。
ペットボトルは汚れてきたら別の容器に交換すればいいわけですが、給水スティックは1ヶ月ごとの交換が必要です。できるだけボトル自体もまめに交換することが望ましいと思われます。加湿も大事ですが、雑菌を広げていては風邪予防どころではありませんので・・
付属の給水スティックは付属で5本入っていましたが、別売りで給水スティックだけ購入することも可能です。
↓メーカー直販サイトでも販売してます。
トップランド楽天市場店
使用時間の目安は以下のとおりです。
- 500ml・・・約10時間
- 350ml・・・約7時間
- 280ml・・・約5時間
◆加湿量・・・30ml/h
◆電源・・・DC5.0V USBポート(USB Aコネクタ オス)
↓詳細はメーカーサイトでご確認ください。
TOPLAND 新商品
PDF:ペットボトル加湿器・商品説明
使ってみての感想。
ペットボトル加湿器「Bottle CUBE」の保証期間は1年間ということですし、給水スティックを交換しつつ、容器も交換しながら使えるという点では結構アリな加湿器なんじゃないかなあと思います。ミストも想像以上の噴射っぷりで、簡易的とはいえ充分な機能だなあと感心してしまいました。
本体も小さいのでこれなら旅行先でもつかえますしね。エアコンつけて運転してると、ものすごくコンタクトレンズがカピカピになるので車用にもほしいかも。
↓こっちならちょっと高いけどオフタイマー付きでマグカップでも使えます。USBケーブルも110cmと長め。
↓USBアダプタはこれつかってます。
数日使ってみてわかったこと。
数日場所を変えて使っていると、ちょっと気になることがありました。
娘から使い勝手を聞いてみたら、以下のような話がでてきました。
- 寝るときに枕元に移動して使ってみると、周りが水浸しになっていた。
- 椅子や机の高い位置におくとあまりそういったことはおきない。
- カラーボックスの上に置いたときミストが流れていく方向によって、近くに置いていたティッシュBOXが一部濡れていたりした。
- 濡れるときは数時間つけていなくても、すぐに濡れる。濡れない時もある。
しかし、居間で使っているときは全くそんなことはなかったので不思議に思って、再度居間にもってきて使ってみたところ、やっぱり周りが濡れるようなことはありませんでした。
そこで、疑ったのが部屋の温度と湿度です。周りが濡れるということは、置いた場所の温度が低かったのではないかと思うのです。室温が高めな日だと水は蒸発しやすいので水浸しになりにくく、室温が低いと蒸発しきれずに下に落ちる。
下に置けば濡れるけど、上に置けば大丈夫という点では足下の方が通常は温度が低いのでそうなるのもつじつまがあいます。カラーボックスは窓際に置いているので、窓際の温度が低いことを考えるとなぜ周りが濡れるのか納得できました。
さらに加湿器についていろいろ調べていると、加湿器のタイプや使い方、住宅性能によっても周りが濡れるなどの問題がおこるようです。
一番分かりやすかったところを参考までに、リンクを貼っておきますが・・・

この中で、超音波式だけは説明中にも書いていますが、水を蒸発させていません。(他の方式は、水を蒸発させて水蒸気(気体)の状態で放出しています)
水を蒸発させずに、超音波振動を利用して蒸発しやすい位細かな水滴にして加湿器から放出していますので、蒸発するまでは水(液体)のままです。
室温が高いとか空気が乾燥している等の条件の良い場合は、完全に蒸発してくれるので問題は起こり難いのですが、室温が低い等で水が蒸発し難い状況に置かれると噴霧した水が蒸発出来ずに水滴のまま室内に落下します。
これが、超音波式加湿器は床が濡れる等言われる原因です。
だからといって、超音波式が全面的に悪いわけではなくて、
超音波式加湿器以外の方式の場合でも、特にハイパワーなスチーム式やハイブリッド式の場合に、加湿器に湿度コントロール機能が無いとかコントロールを無効にして連続運転をしている等の場合は、過剰な加湿を行ってしまいますので、湿度が上がり過ぎて結露が発生しやすくなります。
どんなタイプでも加湿しすぎると、窓やら床やらが結露して濡れるというのは確かにありそう。部屋に湿度計を置いて適度な湿度を保ちたいところ。あとは住宅性能の問題は、こればっかりは実際に住んでいる人でないとわからないことが多いと思うのですが、もともと結露がおきやすい部屋なのか、カビが生えやすいところはないかなど、チェックポイントはいろいろありそうです。
というわけで、基本的に室温や湿度によっては周りが濡れてしまうこともあるということが分かったので、周りが濡れるようであれば湿度は間に合っている可能性が高いということが考えられます。温度が下がれば湿度は上がります。使う場所使うタイミングは見極めが必要なのだなと理解しました。
ちなみに、別の日に室温24℃湿度70%の部屋の状態で約1時間つけっぱなしにしてみたところ、
けっこう周りが濡れてました。だいたい40%~60%くらいが良好な湿度といわれていますので、この場合は湿度は充分ということになりますね。それでもどうしても肌やのどにうるおいがほしい時は、つけっぱなしでなくて時々止めるとか、置き場所を考えるとか、そういった感じで使うことになるでしょうか。
とにかく加湿器は生活スタイルによってこれがいいとは言い切れなそうではあります。
参考:まずは優先順位を決め、最優先の条件は必ず守る – 日経トレンディネット
うーむ、悩ましい。
コメント
説明通りにやってますが、全く蒸気が出ません。
なぜでしょう???
磯崎さんこんにちは。
コンセントに電源を差していて、スイッチを押したときにちゃんとランプが点灯しているのであれば考えられるのは・・・
1.給水スティックに水がしみ込んでいない
2.給水スティックを本体に差し込むのが足りない
3.蒸気が噴き出す口の部分に何かしらついている
・・・あたりの可能性が考えられます。給水スティックは2㎝くらいは入りますので、グッと奥まで押し込んでみてください。もし差し込む端っこが、よれていたらうまくいかないかもしれないので、少し差し込み口をハサミで切り落として整えてから入れてみるのはどうでしょうか。
蒸気の吹き出し口に何か付着していても蒸気はでてきませんので、水で湿らせた綿棒などでやさしく拭いてみてください。
もしほんの少しでも蒸気がでているのであれば、給水スティックに水がなじんでくれば使っているうちにだんだん蒸気の量は増えていきますよ。
それでもダメであれば不良品の可能性もあるので、メーカーに直接問い合わせてみてください。
ありがとうごさいます。
教えてもらったようにやってみたところ、弱くですが出るようになりました!
このままいきおいよくなればいいんですが…
だめなら不良品って事ですかね〜〜
様子をみてみます。
磯崎さん
少しでも出てくるようになってよかったです。うちにあるものは、結構蒸気出てるので本来はちゃんと出るはずだと思うんですけども・・・
無事に乾燥対策ができるようになりますように。。
ペットボトルにキューブをセットするときにあまりにきつく締めすぎると、蒸気がでません。締め方を調節してみてください。
どんとさん、コメントありがとうございます。
そうですね、確かに締めすぎるとあんまりよくないかも。
ゆるすぎず締めすぎず・・という絶妙なところがある気がします。
イマイチ蒸気が出ていない場合に、情報探してこのページに辿り着いた方の参考になれば・・。