もはやテープをカットすることさえも面倒くさい。そして出会ったシールの話です。
マスキングテープ(以下マステ)は、仮止め感覚でよく使っています。後で剥がす予定のものは「はがせるテープのり」を使うか「マステ」のどちらかを使います。剥がすときはきれいに剥がせる絶妙な接着具合が何気に重要なのであります。

「付せん」も似たような使い方ができますけども、付せんは厚みがある上にイマイチ剥がれやすいので、テープのように使うことはめったにありません。
私の場合はマステはデコるというより、事務的というか「作業」の一環みたいな硬い使い方ばっかりしているので、気が付くと手にしているのは養生するときに使うホームセンターで買ってきた無地のマステばかり。なので私の手帳やノートはそれはそれは地味なものになっていますが、それはともかく、くすぶっていた小さな問題は別のところにありまして・・・・
マステをカットするのがつらい。
かわいくないノートについては気にしていないのでそこはいいのですが、問題はマステの形状にあります。
あたりまえですけど、テープが芯に巻かれた状態になっているので持ち出すときに何気に邪魔なんですよね。
切り取りやすさを考えるとテープカッターがあった方がテープをきれいに取やすいんですが、そういうのを付けると更に持ち出しには向きませんし、長くビーっと引っ張り出して一気に貼りたい時は、テープカッターがない方がやりやすいです。
なので素のまま手でちぎって使うことが多くなったわけですが、
テープを出すときの、始まり部分を探して爪で引っかけて引っ張り出す行為がなんとなくモヤっとするのです。
じゃあ、テープカッター使って使う分だけ切っておけばいいじゃん、と手帳の下敷きとかノートの裏表紙とかに貼っておくんですけども、これもまたすぐに剥がれてくれなくて、爪でカリカリやってるんですよね。ここでもモヤモヤ。
ほんの一瞬しかマステと戯れていないはずなんですけども、すぐに使いたいのに爪でカリカリを繰り返していると「もうめんどくさい」と思えてくるのであります。
ちょっと使うなら100均のマスキングシール。
それでもマステの薄さと粘着力は絶妙なので、使うのをやめたくはないのです。
そもそも手帳とかノートに使うのは少量でいいんです。巻きで1本いつも傍に置いておきたいわけでもないのです。
理想としては、芯はいいからテープの部分だけ剥がしやすければいいなあ。
それでいて仮止めで使うくらいだから気兼ねなく使い捨てできる価格のがいいなあ・・・と。
そこに100均の「マスキングシール」を見つけて、これだー!と目を輝かせてしまいました。
セリアとダイソーから買ってきました。どちらも内容量は4シート入りでシールは140片と同量。
数メートルの長さのマステを使う方がコスパはいいですけど、100円で微妙な面倒が解消されるなら、これくらいどうってことないコスパであります。
シールの大きさは直径15mmと使いやすい大きさ。見た目は丸いファンシーなシールなんですけど、ちゃんとマステの質感があって、貼ると下地が透けるくらい薄いです。
薄いっていいですね。ノートや手帳に使ってもゴロゴロしにくいですからね。しかもマステの剥がしやすさも申し分なく、剥がした時にのりが残ることもないです。
ちょっと可愛らしい柄なので私的利用に限られますけども、レシートの仮止めなんかに大変重宝しています。無地の四角いタイプ(3~4㎝くらい)も出るともっといいなあ。
一番ありがたいのは、シールと同じ感覚でマステを手帳のポケットに入れておけるところですよ。
台紙から1枚とってペタッと貼るだけなので、テープの巻きはじめも探す必要もなし。爪でカリカリもなし。粘着力はマステと同様。はあーっ、これだよこれ!
しかも100円で買えるとか、なんてすばらしいのか。ちょっと使いたい時はこれでいいやと、最近使用頻度が高い文房具のひとつであります。
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