木ダボを使って1×4材をつないで棚板を自作しまして。

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材料代を安くあげたい時にも便利な「木ダボを使って板をつなぐ」一般的な方法をやってみました。せっかくなので使っている道具も紹介します。


板をつなぐ(板継ぎ)は、ドリルで穴あけする時にしっかり固定して曲がらないようにすれば、そなれりにつながります。ある程度慣れも必要ですが、揃える道具もガチの道具じゃなくてもできるので、やってみると良い経験になりますよ。

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奥行きがあって強度も保てる棚板に。

私の机の脇はディアウォールを使って作った棚があります。

それなりに便利に使っているんですけども、設置した当時はDIYの道具も技術も今よりも乏しくて、棚板部分はスノコで代用しておりました。
しかしうっすいスノコは軟弱な為にだんだん板がたわんでくるわけです。
わかってていたことだし重いものは載せないようにしてたんですけど、やっぱりある程度の強度ほしくなってしまったので、一部を作り直すことにしました。

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そしてこちらが作り直したところ。
遠目に見るとたいして変わり映えもないので「ふーん・・・」と反応に困る感じですけども、実際これは大変地味なことですし正常な反応です。

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拡大しますと、少々手をかけたのがこの「棚板」部分でして、1×4材を2本つなげて1×8材の大きさの大きさの板材にしてくっつけました。
つまり、材料代は1×4材の料金でほぼ済んでいるので1枚につき300円もかからずにして、厚さ19mm×幅710mm×奥行約180mmの板材がここにはついていることになります。

普通に適度なサイズの板材をくっつければ早いわけなんですが、まあまあ大きいサイズ棚板を複数枚揃えるとなると結構お値段がかさんでしまうんですよね。
諸事情もあるし、ここはケチっておくかと「板を継ぐ」ということを決行しました。

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木材選びは慎重に。

木ダボを使って「板を継ぐ」という作業事態は難易度はあまり高くないっぽいので今まで何度かやってみているのですが、やはりある程度の経験と道具がないと易しくない・・・のではないかと。

自分で作ったものは愛おしいので、くっついていればそれなりに使えるんですけども、何気に材料選びは大事だったりします。ここでいい加減な材料を仕入れちゃうと、加工に苦労するのですよ。自宅にあれこれ加工できる道具を持っているなら別ですけども、少ない道具で加工を考えているならできるだけ反りなどの曲がりのないものを選ぶしかありません。

ワンバイ材はホームセンターで手軽に買えるのがありがたいのですが、入荷するものがすべて良質な木材とも限らなく、よーく見ると割れや反りの他にもヤニが出ていたりします。買う時は数枚合わせてみて、どの部分を使うのか考えながら、なるべく綺麗にくっつけられそうな木材を。できればフシは少ないものの方がカットやネジでの接合に支障をきたしにくいですが、そんないい木ばかりそろえるのも難しいので、避けて加工することも考えながら必要な部分を見極めましょう。

屋内で販売されている場合は乾燥している木材が多いですが、屋外に置いてある木材は湿っていることもあります。
なるべく乾燥した木材を選ぶと後から反ってきたりしにくいです。数日天気がよく乾燥した日が続いたタイミングで買いにいけると最高かも。

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板を継なぐためにあれば便利な道具いろいろ。

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全部必ず必要ってわけではないですけども、とりあえず私が使っているものです。

木ダボを使うならどのくらいの穴の大きさがよいのか、というところからになりますが、木ダボでつなげるには木ダボの径は板厚の1/3~1/2程度が適正と言われています。ワンバイ材なら6Φか8Φになるかと。私は今回は8Φでそろえました。

穴あけに必ず必要なのが、ショートビット。
自分の持っているドリルドライバーにあう軸を選ぶのはもちろんですが、先端がとがっている先三角タイプの方が圧倒的に正確な穴あけができます。
ネジの下穴あけるくらいなら気にしなくても大丈夫なんですけども、ダボ継ぎは正確さが命。

マーキングポンチは合わせる板の方の穴あけの位置を決めるのに使います。釘を使って印をつける方法もあるんですが、慣れないうちはこういう便利なものを使った方が材料を無駄にしません。

ガイドは最初は使わないでやってたんですけども、ドリルでの穴あけは真っ直ぐおろすのが案外難しいことに気が付きまして。便利なものってあるんですね。ガチの高いのはさすがに躊躇しましたが、これくらいならあってもいいかなと。だんだんコツはつかんできたんですけども、やっぱりガイドがあると安心感あります。
でも少し遊びがあるので完璧に曲がらずに穴あけできるというほどの精度ではないんですけども、ないよりはあったほうが捗ってます。

ツーバイフォー定規はワンバイ材やツーバイ材を使う機会が多いなら断然おすすめです。なんといっても印をつけるときにまっすぐ線をひくのはもちろん、真ん中をとる印つけが早くなるんですよ。邪道かもしれませんけど、物は使いようですよ。
ただし、印付けの穴が少し大きめなので正確さを求めるならちょっと工夫が必要です。印付けには基本的にシャーペンを使うのがよいですよ。

木ダボは見えなくなる箇所に使うなら100均でもよいですけども、激安なので欠けているものが入ってたりします。あと、入りやすいのと入りにくいのがあったり。
ボンド併用で接合すれば強度は問題ないんですけども、見える箇所に使うなら100均はおすすめできないかなー。amazonで購入した木ダボは申し分なかったです。

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そして絶対にあった方がいいのが、クランプです。C型でもF型でもいいんですけども、作業が楽なのはつけ外しがしやすく幅広のものに対応できるF型の方です。

ダボ継ぎには、木ダボとかショートビットは必須ですけども、ガイドや定規はあればあったで便利なものです。自分でこういうものを自作するのもいいんですけどね。
この他に木工用ボンドや木槌なんかもあった方がよいです。ダイソーにもありますよ。

加工の手順。

木材を買ってきたら、必要なサイズにカットします。購入時にホームセンターでカットしてもらうと汗をかきません。そのほうがありがたいんですけどね。

しかし自分でノコギリでカットすると、もれなく二の腕の裏の部分(普段使わない筋肉)が引き締まります。利き腕のみ。

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カットした1×4材を並べてみてピッタリとはまる側面を探します。写真は実際の棚板とサイズが違うのですが、加工の仕方は同じです。
並びが決まったら、加工中に向きがわからなくならないように、マスキングテープなどを貼って分かるようにしておくと混乱しません。

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木に反りがあると、このように合わせたときに隙間ができてしまうんですよね。隙間ができるときれいにつなげなくなるので強度も落ちちゃいますし、木を選ぶ大切さをここで感じるわけであります。
でも、同じ木なら裏返したり向きを交換したりしているとピッタリはまって案外隙間は埋められたりもします。ダメな時もありますけども。

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つなげる方向が決まったら、木ダボを入れる穴の位置を等間隔で決めます。フシに当たってしまう場合はちょっとずらして位置決めしましょう。穴あけの位置決めは定規一本でもなんとかなりますが、ツーバイフォー定規があると1×4材のど真ん中にサッと印がつけられて楽です。

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穴あけの印をつけたら、穴をあける板が曲がったりしないように注意しながらあて木をして、クランプでしっかり固定します。
うちにはせいぜいF型クランプとC型クランプしかないので、この2種類を駆使して固定させているのですが、こうしてあて木をして固定すると木を傷つけませんし、安定感がでます。

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あとは印をつけたところにビットの先端がくるようにドリルガイドをあてがい、垂直に穴あけをするように頑張ります。
この「垂直」が難しいんですよ。慣れないとまっすぐおろしているつもりでも、曲がっていたりするんですよね。
とにかく穴をあける時には動かないように、できる限りしっかりと固定することがとても大事です。土台がしっかりすると安心して穴あけできるようになりますし、曲がりにくくなるんですよね。

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これが穴あけが完了したところ。木ダボを入れるより少し深めに穴をあけるようにします。その方が入れやすくなるので。

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開けた穴にマーキングポンチを設置します。

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隣り合わせる板をマーキングポンチをつけた板にまっすぐに押し当てて、穴あけの印をつけます。グググーっと押し付けましょう。矢印のところにポンチがついています。

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するとこのように、小さなキズがつきますのでこれが隣り合わせる板の穴あけの印になります。印がついたらマーキングポンチははずしてOK。
この印にショートビットの先を合わせて最初の穴あけ同様、垂直に穴あけします。

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2つの板の側面に穴があきました。

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片側に木ダボを打ちこんで、空いている側面には木工用ボンドを塗ります。

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あとは、穴に合わせて木をはめていきましょう。入りにくい場合は木槌でたたいてやります。

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これで板がつながりました。もうすこし奥行が欲しい場合は同様にして木ダボでつないでいけばよいです。

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もし、少し板が曲がってしまった場合は、あて木をしながらクランプで固定して強引にまっすぐにしながら圧着して補正できる場合もあります。ダメなときはダメですけども。
曲がったからと諦めないで、乾かしているうちに試してみる価値はあるかも。1日以上はこの状態で乾かしておきたいところ。
はみ出たボンドがあて木にくっつくかないか心配な時は、クッキングシート(オーブンなどで使う敷き紙)を挟んでおくとよいですよ。

作った板材は後日、設置しましょう。

板を継いだらボンドが乾ききらないと作業中にズレたりすることがあるので、棚板として据え付けるのは次の日以降にしておくのが無難です。

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高さが決まったら、あとは棚受けをつけてディアウォールで作った柱に固定していけば完成ですね。

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物を置いてみました。改めて見ると、どこが仕事机なんじゃwwwwwとつっこみたくなる棚の上ですけども。会社だったら怒られそう。
あとはじっくり地震対策も考えつつ、使いながらちょっとずつ置くものを調整して整えていきたいなあと思ってます。

とっても地味なDIYですけども、板をつなげるようになると作れる物の幅が広がるのでこれまた楽しいんですよね。うまくつながったときは結構感動しますよ。

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