アイロンで手軽に染色したような風合いになる「きりえプリント」。やってみたらついついハマってしまいました。
「きりえプリント」は近所のお店も探したんですけど手に入らなくて、ネットからの購入であります。
単色でも独特の味がでるんですね。絵柄やデザインを考えて・・・と凝りだすと結構楽しくてトートバッグにプリントしてみてます。
最近の100均のバッグに。
娘が小さい頃はオリジナルTシャツとか作ってあげたりしてましたけども、あの頃のアイロンプリントはいかにもな仕上がりでしたからね。手作り感ある風合いがアイロンでできるのかと、興味津々で材料をそろえてしまいました。
バッグはセリアから調達しました。弁当入れるくらいの大きさですけど、これくらいだとインナーバッグみたいにカバンに入れておいて、財布と携帯とメモ帳入れてちょっとした買い物に使いやすいのですよ。
100均だけど、帆布でちょっと厚手。最近の100均はなかなか良いモノがあります。マチも広めで中身はゆったりしていて縫製もそんなに悪くないバッグです。これに好きな絵柄をプリントしてみようかと。
「きりえプリント」ってこういうもの。
一般的なアイロンプリントはプリンターがないと作れないのですが、切り絵プリントはそこまで手間をかけずとも手書きで好きな絵柄をなぞって写すことができるので、自宅にプリンターがなくてもきれいにアイロンプリントができます。
そして出来栄えはステンシルのような、ちょっと使い込んだようなスレがある仕上がりになるのが特徴です。
パッケージにはB5よりも一回り小さいくらいのシートが2枚入っています。
見た目は折り紙のような、それよりもちょっと厚みのあるしっとりとやわらかい紙です。
※拡大してみる
やり方は「きりえプリント」で検索しても色々出てきますし、パッケージの裏面に詳しく書いてあるので、そんなに迷うことはないと思います。
私は黒を選びましたけども、色は他にも数種類ありますよ。
絵を転写するまでの流れ。
まずは、どんな柄をバッグにつけようかなーと絵柄を考えます。
バッグに重ねてみて、実際の大きさと配置のバランスを見ながら考えると失敗しにくいです。
イラストができたら、「きりえプリント」の方へ下絵を写し取る作業をします。アイロンは白い面側から押し当てることになるので、白い方が上にくるようにして絵柄を写し取ります。
私は仕事柄、加工する道具はPCに入っているのでフォントやイラストのアウトラインをとりましたが、きりえプリントへ直接書いても大丈夫です。
カーボン用紙を挟んで下絵をなぞってもいいですが、用意したイラストの裏を濃い鉛筆で塗りこんでから、
表に戻してきりえプリントの裏面(白い方)に写し取ってもOK。この時、紙がズレないようにマスキングテープやはがれるテープのりなどを使って両方の紙を固定しながら作業するとやりやすくなります。
絵を写し取るとこんな感じ。きりえプリントに無駄があまり出ないように配置し、絵をなぞると余った部分は次また使えますね。
よく切れるカッターやアートナイフで丁寧に切り抜きます。
アイロン台の上にバッグを置き、切り抜いたものを並べまして、
並べたものがズレないようにクッキングシート(トレーシングペーパーでもOK)を上にかぶせまして、
ドライで温度を中に合わせたアイロンをジューっと押し当てます。だいたい5秒~10秒くらいでしょうか。
あんまりゴシゴシこするとズレちゃうかもしれませんが、アイロンはただ乗せるんじゃなくてある程度力を入れて押し付けた方がキレイにプリントできるということを、何枚かやっているうちに学びました。
スチームはだしてはいけませんよ。
白い紙はまだ熱いうちに剥がします。冷めると剥がしにくくなっていくので、冷めたらアイロンをあてては剥がす・・・を根気よく繰り返していきます。ここにまだ色がついているうちは転写しきてれいないんですけど、色が薄めでもそれなりの仕上がりにはなります。
紙を丁寧にはがしたら完成です。すでに使い込んだような風合いになってますね・・・
引きで見るとこうなってます。フィルムがくっついている感覚ではなくて、染色した感じに近いかな。スタンプしたような雰囲気もあります。
オリジナルのワンポイントアクセントに。
きりえプリント自体が500円くらいしたので、100均のバッグにそこまでするのもなあ・・・と正直思っていたんですけど、デザイン次第ではひとつのバッグにシート全部使うわけでもないので、そう考えるとそんなに高くはないんですよね。大柄なデザインを考えると、そうもいってられないですけども。
細かい切り絵を転写するなら、アイロンの先の方を使って押し当てると結構きれいにできます。
まだ100均の生成のバッグにしかやってないですけど、多分、目の粗い生地にプリントするよりもTシャツのような細かい生地の方がキレイに写し取れる気もします。
アイロンを使うので熱に弱い生地にはプリントはできないですけども、ちょっとした小物に自分なりのアレンジを加えられるのは楽しいですねえ。なんか休みの日に無心になってじっくり作業したくなります。
問題は洗濯するとどうなるか気になるところですけども、まあしばらく使ってみて状況を報告できればと思います。
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