細いペンホルダーやポケットに入れる邪魔にならないペンをお探しの方へ。俗にいう「手帳用ボールペン」といわれている小さなボールペンを求めて、ついつい3種類も買ってしまいましたので、それぞれの感想を書きます。
細くて小さくて携帯に便利なボールペンが欲しくなっていろいろ見て回ったのですが、結局ZEBRAのボールペンが一番好みでした。いきなりあまり高いペンを用意してもどっかに落として無くすのが悲しいので手が出しやすい価格帯だったというのもあるんですけども。滑らかな書き心地というよりも、持ち歩きやすさを重視していて、とにかく収まりがよく、長く使えそうなボールペンを求めて選んだという感じです。
細い手帳用油性ボールペン「T-3」
細めのボディで、スッキリと凹凸のないスリムさが特徴の「T-3」。同じタイプで、クリップと口金部分が金色の「T-5」や、シャーペンタイプもあります。
サイズ | 最大径Φ5.6mm×全長100mm |
重さ | 7.5g |
ボール径 | 0.7 |
替芯 | 4C-0.7 |
メーカー公式 ZEBRA | ゼブラ株式会社 | 手帳用
ノック式のボールペンですが、芯を戻すときはクリップの下の方を押せば戻ります。
側面から見ると黒い突起があるのが見えますが、そこが押せれば芯が引っ込むという仕組みになっています。
確かに小さなボールペンは、だいたいクリップでどこかに挟んで持ち歩くことが多いです。つまり、収納する時にクリップ下のボタンがちょうど押されるようになっているんですね。収納時に誤ってペン先が出たままにならないようになっている、と。
一般的なペンと比較するとわかりますが、実際手に取ってみると「うわ、細っ!」とつぶやいてしまうくらい細いです。なのでリングノートのリング部分に入れることができてしまったり、小さなメモ帳「ジェットエース」にも入れることができてしまうのです。(ただし手のひらサイズのジェットエースには1㎝くらいはみ出る)
スライド式機構の「SL-F1mini」
手帳用となるとシブめなカラーが多いものなんですけど、このシリーズはPOPなカラーもあるのが印象的でした。私が買ったのはシルバーですけども、肉眼でみるとシャンパンゴールドといった色合い。(2022年時点では廃盤となってしまったため、購入出来る場所はかなり限られております)
サイズ | 太さ最大径Φ8.1mm、収納時は全長83㎜、伸ばすと107㎜ |
重さ | 11.5g |
ボール径 | 0.7 |
替芯 | 4C-0.7 |
胸ポケットにも余裕で入りますし、カードケースや小さめな財布でも収まりがいいです。スライドさせてペン先を出すタイプなので、挟んだ時に上部のノック部分が飛び出ないのもよいんですよね。
クリップは細いけどしっかりしていて、使っているうちに曲がる気がしませんし、見えていても品がいいですし。小さいけど芯を出し入れする際の伸縮の動きは大変滑らか。少し重めな気もしますけど、そこがまたちょっとしたいいボールペンのような感覚もあって、私には手になじみました。
リフィルの交換
芯を変える時は「口金部分」を回せば外れるのですが、最初は硬めにしまっていて、小さくて外すのに苦労しました。ペン先を手前に持ち、ボディを抑えて口金を左に回す。これで外れます。外してみるとよくわかりますが、ほんとに小さいのによくできてるなあと感心します。
リーズナブルだけど高級感ある「フォルティア」
フォルティアefは、安価なボールペンでした。最初は安いのでいいやと思ってこれを購入しました。でも現在は発売されていなくて、似ているものでフォルティア300のみが残っています。
サイズ | 最大径Φ8.8mm×全長138.9mm |
重さ | 16.3g |
ボール径 | 0.7 |
替芯 | F-0.7芯 |
メーカー公式 ZEBRA | ゼブラ株式会社 |フォルティア300
一番オーソドックスな形のノック式ボールペンです。ボール径が0.5と細字なのはちょっと珍しくて買いました。現在発売されているのは0.7芯のタイプしかないっぽい。
難を言えばクリップで挟んで収納していると、普通にノック部分が飛び出てしまいます。そこだけちょっと注意が必要ではあります。
替え芯の購入先について
ボール径の太さは違えど今回の3種類のボールペンの芯はすべて互換性がるという点も購入で重視しました。何かと使いまわせるほうが楽なので・・。
それと調べていて気が付いたんですが、メーカー公式でも替え芯が買えるんですね。送料もそれほどかからないので、お気に入りのボールペンの替芯を探すならやはり公式を見てみるのが良いでしょう。
ゼブラ公式オンラインストア 【公式】ZEBRA|ゼブラオンラインストア|ボールペン・替芯のご購入
使ってみての感想
フォルティアef以外は0.7なんですけど、あまり筆圧が加えられない大きさのせいかそれほど太字になる印象ではありません。普通の油性ボールペンの0.5くらいに値する太さの感覚です。しかし「フォルティアef」は0.5といえども、はっきり言って細い。0.3並に細いです。
私が3本の中で一番書きやすいなと感じたのはスライド式の「SL-F1mini」で、安定の使い心地といった印象です。どこかにひっそりと忍ばせておきたいなら「T-3」。とりあえずこだわりがなければ「フォルティアef」でしょうか。
芯が出しっぱなしになりにくく、一番外れにくいのは「T-3」、ポケットの大きさを選ばずどこにでもつけておけるのが「スライド式」、反射的にすぐにメモがとれるのが「フォルティアef」かな。
最初はなんでもええと思っていたんですけど、使ってみるとそれなりに小さな不満が出てきちゃうもんなんですよね。それで気が付いたら3本買っちゃったんですけども、携帯用に邪魔にならないボールペンをお探しの方の参考になればと思います。
コメント
はじめまして。いつもとても参考にさせていただいております。
私は、オートのミニモのボールペンを使っています。
http://www.ohto.co.jp/html/new_product/sp-505mn.htm
バキッと折ってしまいそうなくらい細いのですが、意外とちゃんと書けます。
モレスキンの後ろ側にはさんでマスキングテープで貼って使っていましたが、全然邪魔になりません。
東急ハンズで購入しましたが、最近は見かけなくなったので廃盤になったかと思ったら、アマゾンなどでちゃんと買えるようです。
林さん こんにちは。
オートのミニモ、ものすごく軽くて細いんですね!これは初めて知りました。
91㎜の長さも絶妙だなあと思いました。カードサイズのメモ帳でもいけますね。
これは、いいボールペンを教えていただきました!ありがとうございます!
どこかに筆記具は忍ばせておきたいので、こういった邪魔にならないサイズは本当にありがたいですよね。
早速アマゾンでチェックさせていただきました。実物も見たいので近所のお店でも注意して探してみます。
ありがとうございます!
パイロット バーディー
パイロット バーディスイッチ も面白いですよ
4C規格はゼブラだけです
世界の規格は「D]が多いです
(Dにはジェットストリーム芯もあります)
4CはDより少し太いので注意が必要です
(大体互換なのですが、Dのペンに4Cを使うと穴が広がってしまいます)
替え芯の規格はここが詳しいです
ご参考までにどうぞ!
「ボールペンManiax」
通りすがりの暇人さん、ありがとうございます。
なるほど、いい知識をいただきました。
せっかくいいボディに出会えても、替え芯が使えないのは悲しみ。泣く泣く諦めたボールペンもチラホラありました。
互換性のことは知っておきたいですね。
教えていただいたサイト、参考にさせていただきます~!