椅子と机のバランスがずっとしっくりきていなかったので、机の下に足置き台を自作して置いてみることにしました。
ずっと前から自覚していることですが、私は姿勢があまりよくありません。
普通のキャスター付きの事務用の椅子に座って机で作業をすることが多いのですが、気が付けば猫背になっているんですよね。なので、肩も凝るし背中も凝るしで、首も痛くなる原因になっているのだと思います。過去に首を痛めてから未だに少し痛い日もありますし。。
そもそも座りっぱなしは体によくないことなので頻繁に立って歩くように頑張ってはいるんですけども、それに加えて、座っている時の姿勢もとにかく治そうといろんなことを試みているわけであります。
座っている時の正しい姿勢とは。
正しい角度で座れていると下っ腹もいい感じに引っ込むらしいという話もどこかで聞いたような気もしますし、そういうことならますますちゃんとしようかなと思うわけですよ。
しかし、いざやってみると自分ではまっすぐ座っているつもりでも、案外正しい角度で座っていなかったりします。背中を伸ばせばいいというわけではなくて、大事なのは骨盤の位置らしいんですよね。
これはリハビリで通院していたときに理学療法士の方から教えてもらったことなんですけども・・・
足を直角にして座った時にお尻の下に自分で手を入れてみて、背筋を伸ばして前後左右に少し揺れるように動いた時に、一番ゴリゴリと骨を感じる位置がいい角度なんだそうです。ゴリゴリした位置は骨盤が立っている状態で、背骨がきれいなS字になって上半身をバランスよく支えるから疲れにくくもなるんだとか。
なるほどなあと感心したわけです。背筋伸ばしているつもりでもお腹が前に出てお尻が突き出ている状態になっていると、あんまりゴリゴリ感じませんし、猫背な姿勢な時なんてお尻の下はなだらかなもんですよ。普段いかに変な角度で座っていたのか、思い知った感覚でした。
背あてにクッションを。
しかしこれがまた自宅でいざやってみると、いい位置は見つけられてもびっくりするくらい長続きしないのですよ。筋肉も落ちちゃって若いころのように支える力がないっていうのもあるのかもですね・・。
首が痛いくせに夢中になって仕事をしていると無意識に足を組んでみたり、いつもどおり猫背になっていたりするんですね。反対に姿勢に気をとられていると今度は肝心の作業に集中できなくて、これもまた悩ましい問題なのであります。長年の蓄積というものは簡単に変えられぬのです。本能でそうなっちゃってるので、精神だけで変えられるものでもない模様・・・。
せめてもとニトリで買ってきた「背あてクッション」をつけるだけでもだいぶ解消した気がしていたんですけども、クッションはないよりはいい、という程度の補助ですね。使っている椅子と机の関係も多いにあると思われますが、ふと、座る位置と並行して、足の置き場が定まらないのがよくないんじゃないかと考えました。
椅子の高さ調整と画面の高さにも気を配ってみるものの、机の高さをかえられるわけではないので、結局椅子はやや高めにするしかないわけです。
私にはそれがよくないんですよ。床に足はついていても、足が90度になっていないとだんだん足を組みたくなってくるんですよね。脚組みは一番よくない。
足置きを兼ねたコの字ラックの作り方。
考えた挙句、「足置き」を作ることにしました。学習机にあるような感じで、足を置く場所だけちょっと高くするんです。試しにタオルを巻いて足元に置いて使ってみたら、これが結構落ち着くんですよね。
いらなくなった雑誌なんかを束ねて置いておいてもいいんですが、せっかく木材が余っていたので自作することにしました。
材料は足置き台の「脚」部分には2×4材。足を乗せるところは1×4材を板のようにビスでくっつけるだけです。普通にコの字ラックを作るイメージですね。足置きの下の空間がちょっぴりもったいないので、100均のプラカゴを入れて使おうかと。
セリアに置いているA4サイズが入るカゴが2×4の高さにちょうどよく収まるようにサイズ設計。2×4材と1×4材をそのまま活かしたサイズで約110mmの高さ×幅500mm×奥行265mmで考えました。
作り方は非常に簡単で2×4材の側面に1×4材を並べて両端をとめていくだけ。
ポイントといえば、足を置いた時にひっかからないようにビスは軽く食い込むくらいにねじ込んでやることくらいでしょうか。それと、トゲがひかっからないように仕上げにサンドペーパーでしっかり表面を磨くことくらいしかしていません。
というわけで、完成して机の下に置くとこうなります。配線がきたないのはご容赦ください・・。
一応足元に収納しているカゴにはフタがないので、グラッド プレス&シールをかぶせて少しでもゴミが入りにくい配慮を施してみてますけど、なんかもうちょっとよさそうなものがあれば交換したいです。
ちなみに同じ作り方で、真ん中にも木材を付け足すことでかなり強度があがりますので、玄関で段差がきつい場合のステップというか「踏み台(玄関台)」としても機能します。
足元で使わなければ机上台としても使えるちょっとしたラックにもなります。でも机上で使うにはゴツいかな。
かなり疲れにくくなりました。
木の上に裸足で足乗っけるのも気持ちいいんですけども、季節に応じてなんかマットでも敷こうかなと考えてます。
肝心の姿勢はどうなったかといいますと、背もたれのクッションに背中をつけつつ足元がとても落ち着くようになりまして、自然と背筋が伸びていい角度が保てるようになりました。以前のように背中が痛くなることはめっきりなくなったかも。肩こりはゼロにはならないですけど、そこは最低でも1時間おきに立ち上がってストレッチしたり、お茶飲んだりして息抜き入れるのが一番ききます。
足置き台のおかげで座ったときに足をべったり下につけるようになったんですが、足がついていると不思議と足をくまずにいられるんですよね。
それだけでもかなり収穫ありました。足の収まりがいいと、自然と猫背になりにくいです。いいね、足台。
とりあえず、足置き台って地味だけどいい仕事するんですね。私のように自作とまではいかなくても、デスクワークが多い方は足置き台を検討してみてはいかがでしょうか。
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