なめらか書き心地のゲルインクボールペン「シグノ307」が気に入ってしまった話。

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ノック式のユニボールシグノが好きなので、たまたま見つけたシグノ307の0.38も買ってみました。そしたら、ちょっとなんじゃこりゃ、今までのゲルボールペンとは違うじゃないか!とびっくりしました。ガチでおすすめしたいです。

普段は細字の0.5~0.28あたりのペンを使っています。手帳には超激細タイプで、メモ帳は滲まなくてとにかく書きやすいペン、ノートは濃くて書きやすければなんでもいい・・・というチョイスでボールペンを選んで使ってます。


どっちかっていうと油性よりも水性のゲルボールペンで書く方が好きなので、今使っているボールペンのインクがなくなれば新しい種類を買ってみたりしてるんですけども、その中で最近買った「シグノ307」が結構衝撃を受けました。

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ゲルインクボールペンだけど、今までのペンとはちょっと違う感覚。

インクは染料系でも顔料系でもなく、セルロースナノファイバーが入っている特殊なインクらしいです。
独特なにゅるっとした書き味で、水にぬれてもにじまない特性があります。

ユニボール シグノ 307 | 三菱鉛筆株式会社

しかしその特性がどこら辺にいいのか、っていう話なんですどね。とりあえずインクについてちょっとかみ砕いて話してみたいと思います。

ゲルインクの違いについて。

インクにこだわるとかマニアックなイメージがあるかもしれませんが、誰でもわりと日常で使い分けのシーンは登場してたりします。

「書ければ何でもいい」という場合はインクの特性は気にならないものなんですが、これを知っていると安いボールペンでも選び方が分かるようになりますよ。

100円~200円くらいで売っている本体がプラ素材のゲルインクボールペンは主に顔料系か染料系かに分かれます。(例外もありますけど)


乾きが早く濃くしっかりかけるのが染料系。エナージェルやサラサdryなど。他にもあるはずですけど、ボールペンで持ってるのはこの2つなので・・。

ただし、染料系は書いた後に水に濡れると字がにじんでしまったりします。また、裏移りが気になる場合もありますね。書いた後にマーカーでをかぶせるようになぞると、字は伸びるし、マーカーの先は黒くなるし・・・という事態がおこったりします。書き込む紙質でも変わるので全部がそうとは限りませんが。

しかし乾きが早く濃くしっかりと書けるというのは普段使いにありがたいことです。素早くメモを書き取りたい時や鉛筆書きの上をなぞって消しゴム掛けしたい時なんかは助かります。


顔料系インクのボールペンは重宝するので、使いやすければついつい買ってしまうんですけども・・・
手元にあるのは、シグノ、ジュース、サラサ、ハイパーGです。

顔料インクは、濡れても多少のにじみはあれどもしっかり読めるくらいには字が残ります。また、耐光性もあったりするので色褪せしにくいです。長期保存するようなもの(資料や日記帳、手帳などなど)に向いています。

今どきはいろんなカラーの顔料系のゲルインクボールペンがあるので、色紙に寄せ書きする時もいいですよね。飾っていても長い間色褪せることなく残っていてくれますから。

ただし少々乾きが遅いんですよ。なのでインクだまりができちゃったりすると、こすれてビーっと余計なのびた線ができたり、書いてすぐに紙を重ねると色がついてしまったりすることがあるので、そういうのは気を付けないといけません。

あとは、顔料系は耐水性と耐光性があるので、ハガキや封筒などのあて名書きにも使えます。細字でサインペンのようにくっきり書きたい、でも裏移りはしてほしくないというシーンに最適です。


ゲルインクじゃないですけど、耐水性と裏抜けをクリアすればいいだけなら油性ボールペン使っておけばいいような気もします。でも油性ボールペンのかすれる感じや、書き心地、線の太さ、インクだまりのできやすさ・・・などを考えると、それはそれで悩むんですよね。近頃のボールペンは、物によってはだいぶ不満が解消されてますけども。


そんな感じでボールペンは染料系か顔料系か、もしくは油性ボールペンを使うべきか、使う物によりけりで選んできた部分があるんですけども、シグノ307はそれぞれのいいところを足して割ったようなインクなわけで、これ1本で対応できる場面は多いと思います。

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普段0.4くらいの太さのゲルインクを使っている方におすすめ。

しかし0.38とはいえ、よく見かけるゲルインクボールペンよりもやや太め。0.5ほど太くはないんですけどね。インクがよく出るせいか、すごく紙になじむ書き心地です。

ゲルインクは0.38でも小さな字を書くには厳しかったりするので、超激細を求めている場合は向きません。小さな字を書く機会が多い場合は、更に細い0.3~0.28、0.25を選びましょう。シグノ307のシリーズでそこまで細いタイプは残念ながら今のところ出ていません。


※拡大してみる
1文字が5mm枠に収まる大きさで書いてみました。似たような太さはこのあたりでしょうか。0.38~0.4のラインナップの中で一番細いなと実感できるのが、シグノRT1ですね。


※拡大してみる
油性ボールペンと比較すると、太いです。油性ボールペンは同じ0.38でも0.5と変わらなかったり、0.7でゲルインクの0.38と同じくらいの太さになるので、別の基準で考えた方がよいですね。


何が一番書きやすいかってペンの角度が気にならないところですよ。書きやすさをうたっていても、角度を選ぶボールペンだと結局自分には合わないということになるんですが、そこはシグノ307は素晴らしいです。
私は少しペンを寝かせ気味に持つ癖があるんですけども、角度によっておこるゴリッとした引っ掛かりを感じることがないんですよね。

筆圧が強くても弱くてもどちらにも対応できる感覚もあります。私は右利きですけど、多分左利きでも書きやすいはず。

同メーカーのシグノRT1も角度を気にせず使えるボールペンですが、さらに上をいく感覚なのですよ。

ユニボール シグノ RT1 | 三菱鉛筆株式会社


濃く、ハッキリと書けるところはぺんてるのエナージェルに近いものがあります。

エナージェルは水性染料のインク(耐水性に欠ける)でニードルタイプ(ペン先が針みたいに細くなっている)、なので比較するわけにはいかないのですが、書き心地はエナージェルがサラッと軽い感じだとすると、シグノ307はしっとりした書き心地。油性ボールペンにありそうな吸い付くような感覚というか、少しにゅるっとした感じもあります。


ボールペンは稀に長い線を一気に書いたときなんかにインクだまりができてしまいますけども、同等の太さでも全くペン先にインクが溜まることがありません。


字を書くだけでなく、好きなように囲んだり線を引っ張ったり、ストレスなく好きなように図も書けます。


グリップはしっかりめ。滑りにくいのでペンホルダーにセットするのは厄介ですが、書いてて疲れにくいですよ。

本体は200円(税抜)なので少々高めではありますけども、替え芯(UMR-83E)は80円なので、グリップが合わない時は別のノック式のボールペンにセットして使うのもアリだと思います。ジェットストリーム、シグノRT1、シグノRT、サラサ、ジュース、エナージェル、などなど・・。このあたりは、すべて互換性あります。(実証済み)

あ、でもジュースUPは特殊な部品がついている芯が入っているので、そのまま入れ替えて使うのは難しいのでご注意を。アクロボールも芯が細いのでシグノ307は入りません。

 

シグノ307はマルチに活躍できるゲルインクボールペンです。ぜひともいろんなラインナップが出てきてくれることを期待しています。

以上、久しぶりに感動したボールペンでした。

 

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