高橋書店の手帳シャルムに相性のいいペン。

高橋書店のNo357・シャルム7とNo356・シャルム6で使いやすい水性ペンを探った結果です。水性ボールペン、蛍光ペン、サインペンを使ってみて、どのペンが手帳に使いやすいのかを検証しました。

たいていの紙は油性ボールペンならめったに裏抜けしないので、今回は油性ボールペンに関してはほぼ触れていません。自分が持っているものは限られますが、個性が出やすい水性ボールペンのみを抜粋しての検証結果ということでよろしくお願いします。

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検証したペンのリスト

高橋書店の手帳は数年前にも使っていたので、紙質が良く裏抜けしにくいことは知っていました。それでも最近では新しいタイプのボールペンが増えたし、自分もせっかくいろんなボールペンを持ってるので試してみるのも悪くないかなと。

一応手帳に使いたいたいペンには条件をつけています。

  • 手に入りやすいこと
  • にじみがでないこと
  • 速乾性よし
  • マーカーでなぞっても滲みにくい
  • 裏抜けの心配がない
  • 自分の手に馴染んで書きやすい

この考えをもとに毎度ペンを購入しては使ってみてます。

水性ボールペン

高橋手帳のシャルム6・7には5mmの方眼罫がついています。

方眼の大きさはあくまでも目安として使うものですが、5mm方眼の中に1~2文字を収める程度に字を書くなら個人的には0.38~0.5くらいがちょうどいいと思ってます。もっと小さな字を書くなら激細の0.3以下を使わないと字が潰れて厳しいですけどね。

なので、細めのタイプを中心で水性ボールペンを集めました。

(0.7のものも入っていますが、太字で強弱つけた使い方もできそうなので一緒に入れてみました。)

juice UP(0.4)水性顔料ゲルインキPILOT
juice (0.38)水性顔料ゲルインキPILOT
Vコーン直液式水性ボールペンPILOT
ハイテック-C染料系・・?ゲルインキPILOT
ユニボール シグノRT1( 0.38)水性顔料系・・?ゲルインク三菱鉛筆
ユニボール シグノ307 (0.5)セルロースナノファイバー配合ゲルインク三菱鉛筆
ユニボールAIR(0.7)水性ボールペン三菱鉛筆
エラベルノ(0.5)水性エアリーゲルKOKUYO
サラサクリップ(0.5)水性顔料ジェルインクZEBRA
サラサ(※プレフィール用0.4)水性顔料ジェルインクZEBRA
エナージェル(インフリー0.5/0.4)水性染料ゲルインキPentel
スリッチ(アイプラス用0.4)染料系・・?ゲルインキPentel

※カスタマイズできる多色ボールペン「プレフィール」は現在販売されていませんが、代わりに「サラサセレクト」というものがあります。替芯は同じNJK-04 芯 (太さ0.4の場合)が使えます。

マーカー・サインペン

マイルドライナーカラーのラインナップ豊富な水性顔料ZEBRA
テキストサーファーゲルクレヨンみたいな固形マーカーSTAEDTLER
ジャストフィット モジニラインボールペンの上からでも滲みにくいZEBRA
フリクションライト ソフトカラーこすれば消せる蛍光フリクションインキPILOT
プロパス クイックドライ速乾性に優れたクイックドライインク三菱鉛筆
紙用マッキーカラー豊富な水性顔料のマーカーZEBRA
フリクションカラーズこすれば消えるカラーペンPILOT
ZIG CLEANCOLORリアルブラッシュ毛筆タイプのカラーペン。
水性染料インキ。(蛍光色は水性顔料インキ・ブレンダーは水性インキ)
Kuretake

紙用マッキーはサインペンみたいな形状で、その他はいわゆる蛍光ペンです。上質な紙の上であればどれも裏抜けしにくいものばかり。無難に使いやすく、比較的手に入りやすいものに絞ってみました。これらのペンを使ってみて気になった点は以下のとおり。

裏抜けするペンはどれか?

上記で試したペンに関しては、裏抜けは無いに等しいです。 よく見れば透けてるかなーくらいで、裏面が使えなくなるほどヤバイことはひとつもありません。高橋手帳の紙はすばらしいです。

ただ、エナージェルに関しては0.5以上のものは控えた方がよいかも。太字になるほどインクの出がよくなるので染み込みやすいんだと思います。0.5でギリギリ。裏にちょっと響くか響かないかぐらい。0.4や0.3なら全く問題なく使用できます。

エナージェルは「水性染料インク」です。染料インクは紙にインクが染み込むことで乾きが早い特徴があるんですが、おそらく他メーカーでも濃く太字になるほど水性染料インクは裏抜けの心配がでてくるんじゃないでしょうか。「サラサdry」とかも気をつけたほうがいいですね。

マーカーは強いて言えば「プロパス・クイックドライ」がちょっとだけ裏に響くかな。

乾きやすいペンはどれか?

0.4以下の細字タイプに関しては乾きにくいと感じることはあまりないですが、0.5くらいになってくると、書いてすぐに擦ってしまうと伸びてしまうこともあります。

中でも「Vコーン」、「ユニボールAIR」、「エラベルノ」、この辺りはすぐ乾かないので、手帳にはちょっと使いにくいかもしれない。

マーカーについては「プロパス・クイックドライ」がピカイチの速乾性です。あっという間にマットなラインが引けます。「モジニライン」はペン先がソフトなこともあってインクがよく出てしまうせいか、書き始めの部分が乾くまで時間がかかることがあるかな。

テキストサーファーゲルはクレヨンみたいな感覚で使えるので乾くのを待つ必要は一切ありません。でも固形マーカーの塊が出ちゃうとそれが他のところにくっついて色移りすることがあります。

発色がいいペンはどれか?

ペンのインクの色そのものだけで発色は決まりません。発色は下地になる紙の色にも作用されます。

以前使っていたEDiTと比べても色が違う。 高橋手帳の紙の色は、ややクリーム色がかったホワイト。オフホワイトっていうんでしょうか。やんわりと目に優しい色合い。

紙が真っ白じゃないと気になってくるのは、蛍光マーカーを使ったときです。
特に「ソフトカラー」という淡い色合いは紙自体に色がついていると、マーカーの色が背景と同化しちゃいます。

なのでフリクションライトのソフトカラーや、マイルドライナーのソフトカラーを扱うときは思ってたよりも薄いなあっていう印象になるかもしれません。

マーカーの発色がいいと感じたのは「モジニライン」ですね。特に蛍光ペンのブルーは薄くくすみがちなブルーが多いんですけど、目を引く鮮やかなブルーはとても気に入りました。それにボールペンで書いた字の上をなぞっても滲まないのはすごい。ありがたい。

枠線を書くときにオススメのペン

少々太めの枠を自分で書いて作るときは「グレー」の色合いを使うのがオススメです。黒じゃダメ。強すぎるんですよ。同じ色ばかり使うと目線の収まりが悪くて、どこを見ていいかわからなくて目が疲れるからです。同様に単純に色分けでノートを作ることもあまりよくない。

理想的なのは、濃度で強弱をつけるやり方を併用することです。それが叶うのがグレーなんですね。

持っているグレーのペンについても検証してみました。

個人的にはマイルドライナーくらいの濃さが好きですけど、やっぱりマーカーなのでちょっと太すぎ。フリクションカラーズや呉竹の筆ペンは、太さはいいけどちょっと色が薄すぎる印象。

細タイプと極細タイプがついている紙用マッキー(水性顔料インク)が一番バランスがいいかなといった印象でした。

検証後のお気に入りとなったペンは?

いろんなパターンを試してみてはいるんですけど、結局一番使ってるのは自分でカスタマイズしたペン(ボディはスーパーグリップG3にサラサとシグノ)とモジニラインのマーカー。

細身の多色ボールペン「PILOTスーパーグリップG2・3・4」、好き。

独自の枠線を入れる時は紙用マッキー(グレー)がメインです。

その他は、幅25mmの修正テープ「monoノート」とフリクションスタンプなどで装飾。

よく手帳で使っている修正テープ。MONOnote(モノノート)の話。

これが自分の中で今の手帳に合う一番の組み合わせとなってます。

以前は手帳に油性ボールペンのジェットストリームを愛用してましたが、文書の長期保存時に裏面ににじみが出てきたり、もっているマーカーとの相性問題があったりして、手帳に使うのは今は控えるようになりました。数年後も書いた時の状態が保たれるのは、やっぱり水性顔料系のインクが強いですね。

知ってて便利な水性ペンの特徴と失敗しないボールペンの選び方

完全に私の好みだけでこの記事を書きましたが、ボールペンは毎年新しいインクや軸が開発されていて入れ替わっていく商品も多いです。ここへ書いているボールペンだけでなくとも相性のいいものはまだまだあると思いますので、商品を選ぶ際に覚えておくと良い事も書いておきますね。

水性ボールペンには「染料系」と「顔料系」があります。さらにゲルインキだったり、サラッとした液状インキだったりと種類がありますが、大きな特徴は以下の通り。

染料系ボールペンの特徴

染料系は紙に染み込むタイプなので乾きが早いのが特徴。ただし濡れると流れ落ちて滲んでしまいます。

顔料系ボールペンの特徴

顔料系は耐水性・耐光性があります。色褪せにくく濡れても完全に流れ落ちるようなことは少ないです。さすがに油性ほど強力ではないですが、裏抜けしにくく、色あせにくい、なめらかで書きやすい・・といった日常使いにはとてもありがたい特徴がそろっています。

このように特徴が分けられますが、最近の水性ゲルインクボールペンは特殊なインクが使われていることが多い。染料系だからにじむとか顔料系だから乾きにくいとか、一概にそうとは言えないものがあります。

そして見落としがちですが、書き込みに使う紙質によっても違ってきます。なので実際のところは、とりあえず使ってみないとわからないのであります。

そうして自分の手元にいろんなボールペンが増えていくんですね。

毎日使う手帳や筆記具だからこそ、しっくりくるものを使いたいですよね。

以上参考になれば幸いです。

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