リングノートに対応しているカバーノート「コクヨのSYSTEMIC(システミック)」を購入して使った感想です。
リングノートを効率よく管理したくなったので、すでにもっていた通常タイプバージョンのシステミックに加えてもう一個別のカバーノートを用意してみました。別メーカーも検討したんですけども、またしてもコクヨ。今度は、リングノートが使えるタイプのシステミックを買ってしまったのですが、思いの外色んな使い方が出来ることがわかりました。つまり、買ってよかったという話です。
コクヨのSYSTEMIC(システミック)リングノート対応とは
公式 リングノートタイプ|SYSTEMIC[システミック]|商品情報|コクヨ ステーショナリー
購入したのはサイズはA5、色は茶色(茶色は生産終了しています。他の色はある。)で一部がレザー調になっているリングノートが使える方のシステミックです。
システミックは4種類あります。(2022年7月時点)ただし、私も使っていたベーシックタイプは、生産が終了しています。寂しい。
主な特徴 | |
リングノートタイプ・合皮 | リングノート対応。表紙が合成皮革とポリエステルカバー。選べる色は、黒、茶、灰色、紺の4種。ペンホルダーが付いている。※2022年時点では一部の色が生産終了。 |
ベーシックタイプ | ※2022年時点では生産終了。通常ノートのみ対応。表紙がポリエステルカバー。 |
リングノートタイプ | 表紙がポリエステルカバー。選べる色は黒のみ。 |
アクティブタイプ | 携帯性にすぐれたA7サイズ。 |
通常タイプのレビュー 2冊収容の機能的カバーノート、コクヨのシステミックに感動した話。
今回購入したのはリングノートが使える方で、サイズはA5、色は茶色で一部がレザー調になっているものを選んでみました。
外から見た感じの様子
実物がくるまで質感がよくわからなくて心配でしたが、きてみたらしっとりとした濃い目の色味が悪くない感じです。例えるとビターチョコみたいな色合い。
表も裏も布というかナイロンぽいところはポケットになっています。一時的に何か紙を挟んでもいいんですけども、私はここにペンを差し込んで使うのでひっかき傷がついてしまうかもしれないなあとは感じました。レザーぽいところが柔らかめなんです。
ゴム状のペンホルダーがついています。本来はこっちのペンホルダーを使うべきなんだと思いますが、私は基本的に表紙の外側についているポケットにペンを差し込んで歩くつもりです。
持ち歩く際に勝手に開いてしまわなようにゴムバンドがついていますが、太目でしっかりとしたバンド。ただ、使っているうちに伸びてしまう可能性はあるかも。そうなったらゴムバンドは切ってしまって使わずに乗り切るか、もしくは買い替えるか、ということになるかと。
しかしもっと細いゴムが付いていた普通タイプのシステミックを数年使っていましたが、そこまでゴムが伸びきってはいません。(この記事を書いた段階で丸4年は使ったことになる)
もちろん使う環境下によっても傷みに違いはでますけども、数か月でダメになるほど軟弱なものでもないです。実際2017年に購入して依頼2022年の今もずっと使っていますけど、ゴムは伸びてないですね。なんて丈夫なの。
中の様子
カバーの中の様子もお伝えします。
カバーだけでなく、「エッジタイトル」というリングノートもついてきます。見やすい場所に見出しを書き込める特殊なノートですね。
しおりは真ん中に2本、リングノートを挟む右側にも1本ついています。
全体を開くと3面になる形になりまして、普段は内側に入る真ん中の部分にはカードサイズのポケットが3つ、A5サイズのポケットが1つついています。ちょっとしたメモ、名刺、付箋などなど、使い方はいろいろ。
他にもリングノートを入れる部分にも切り込みが入っていて名刺サイズのものを収納できるようになっています。
ブランドタグは内側左側に。
一見少し変わった形状なんですが、使ってみるとなるほどー!とうなずくポイントが随所にあります。次は、使い方を説明していきますね。
実際の使い方
「リングノートが使える」というカバーノートですが、リングの分だけ単に厚みがある、というわけではありません。実際に使ってみると、なるほどよくできてるなあと感心させられるものがあります。
このカバーノートは基本は開いて右側にリングノートを挟む仕様になっているのですが、とくにかくここがよく工夫されています。
通常のノートカバーはノートの表紙をカバーに挟めて終了なんですけども、このリングノート対応のシステミックはクリアケースのような部分にリングノートを入れることで、カバーからノートを外すことなく折り返して使えるんですよね。
文章ではわかりにくいので写真付きで説明していきます。
リングノートは透明ケースの部分へセットします。単にセットしただけでは、普通のノートカバーとたいして変わりません。
しかしノートを折り返して場所を取らずに使えるのがリングノートというもの。それを、カバーを外さない状態で行えるようになっています。見開きの状態からノートだけ半分に折って、ページ送りができる、と。
まだわかりにくいですかね・・。もう少し詳しくいきます。
印をつけて説明してみます。
見開きの状態から折り返すとノートの左側「A」が見えなくなりますよね。
右側「B」の方しか使えない状態にはなりますが、
ノートの左側「A」はそのまま裏側へあるだけの状態。
この時点で、ノートとカバーはZ状になっていてつながっています。
右側「B」を片面にして使うなら、そのままカバーごと半分に折り返しても使えますが、
表の表紙を内側に折り込むようにして畳むようにすると、リングノートのページ送りも分かりやすく使うことができます。リングノート側を主に使いたい場合は、こっちの畳み方で慣れた方が使い勝手いいのではないかと思います。
1冊しかカバーに入れない場合は、わざわざZ状に折り返したりしなくても普通に折り込めばいいだけのような気もしますが、実際リングノートにカバーを付けてしまうときれいに折りたたんで使うことは難しくなります。実際にいじってみると、カバーの厚みもちょうどいいので、すんなり折り返して使えるこの感覚は感動的としか言いようがありません。
それからこのカバーを付けると、リングノートを折り返した状態(ページを開いた状態)のまま、カバーを閉じることができるのです。カバーを開けばすぐにメモが取れる。そこがいいよね。
バインダーとセットで使うこともできる
リングノートを使えるということで、薄型のノートみたいなバインダー「キャンパスバインダーノート」をメインに使ってみました。カバーに入れればバインダーのとじ具部分も壊れにくくなるだろうという算段であります。
レビュー 薄いバインダーとルーズリーフの穴あけができるパンチの組み合わせに乾杯。
組み合わせは、以下の通り。
「ミシン目入のリングノート」+「ルーズリーフを挟んで折り返せるバインダー」
ページが切り離せると、必要なとこだけ切り取って専用の穴あけマシンで右のバインダーにファイリングできるので。
注意点としては、バインダーを使うには表紙部分が数ミリ大きくてこのまま挟み込むことができないのところ。
切り込みが入っているので挟めなくもないんですけども、あんまり外れやすいようであればバインダーの表紙を少しカットしようかと思ってます。
「バインダーノート」×「リングノート」の組み合わせだと、リング部分が干渉して少し強引に閉じることになってます。50枚のリングノートだから厳しいのかも。これをやるならできれば普通のノートタイプでミシン目入りが理想的かな。
1冊のみ収めて使ってもいける
ちなみに2冊収容でリングノート対応だからといっても、普通のノート1冊だけを挟めて使っても何ら問題はありません。実際私はA5の方眼罫ノートのみを挟めて持ち歩くこともあります。
レビュー ミシン目入り&やわらかリングA5ノートの気楽な使い方。
案件ごとにノートを分けたい時とか、中身だけ差し替えて常備品を持ち歩けるカバーはやっぱり便利ですよね。
その他にもいろんな組み合わせで使っていますが、どんなパターンでも使えますしシステミックは、一つ持っていると重宝するノートカバーだということは伝えておきます。
その他の使用例 リングノート用ノートカバー試行錯誤話。
好みの使い方でどうぞ。
中身は自分仕様のオリジナル手帳みたいにできますし、好きなノートを組み合わせていろいろ試してみると何か発見があるかもしれません。
レビュー シンプルな手帳の定番、キャンパスダイアリーの週間バーチカルを献立ノートに。
レビュー コクヨのキャンパスダイアリーにぴったりのノートカバーを添えて。
上記の記事のような手帳の用に使えるノートもあるので、カバーに組み合わせて使ってみる方法もあります。手帳を使うほどではないんだけど・・という時にぜひ。
ノートにカバーを付けることで問題があるとすれば、カバーの分だけ若干重くなるところ。その代わり、カバーを使うことでペンケースや収納ケースが不要になる場合もあるから、トータルで考えると軽量化されているんじゃないかなあと思っています。
必要なものをひとまとめにするクセを付けると忘れ物が減るので、こういう文房具はおすすめです。
それと、人前でノートを開く時にカバーに入れてるだけでなんとなくデキる雰囲気も漂うかもしれない。丈夫で長く使えるものなので、使い倒してみてはいかがでしょうか。
コメント