
GoodNotes5という手書きでメモれるiPadのノートアプリがあります。まあまあ有名なアプリなので数年前に購入はしてみたものの、いまいち紙に書く感覚以上の良さが感じられなくてしばらく使っていませんでした。
しかし最近になって再び「GoodNotes5」を使うようになりました。
今は自前でPDFテンプレートを作って使っています。
自分で好きなノートをセットできるって分かったから使うようになった・・という形なんですが、なにがそんなにいいのか、紙に書くのと何が違うのか、そんな話をしてみたいと思います。
使い方がイメージできればハマる
たまたま使ってる人の動画を見てたら、SONYのサイトからダウンロードして使える手帳のテンプレートがいいらしい・・ということを耳にして、何それそんなのあったの?と試しに自分も入れて使ってみたら、感激しまして。それからGoodNotes5をまともに使う生活が始まりました。
しかし1000円近いアプリなので、あんまり気軽に買ってみようかなって思わないですよね。私もそうでしたし。
それでも実際使ってみると、考え方によってはお買い得な買い物なのかもしれないと思いました。どちらかというと私は紙に手書きを好む方ですが、好きなタイミングで何度も手帳やノートをリセットできるなら安いな、と思ったクチです。
GoodNotes5 の良さはテンプレートに
GoodNotes5は初期の状態で用意されてるノートのテンプレートの種類が豊富です。それでも十分っちゃあ十分なんですが、さらに自分で好きなPDFを読み込んで設定できる機能もあります。
自分で好きなテンプレートをセットできる。つまり好きな形式のノートをいくらでも作れるんですね。これだけで可能性は広がるばかり。
自分にあったテンプレートを見つけられるか
こういうノートアプリで使いやすいやすさを感じるかどうかはツールの使いやすさはもちろんのこと、「自分にあったテンプレートを見つけられるか」もひとつの選択肢になります。iPadを使うことに違和感がなければ・・というのが前提にはなりますけども。
紙であれデジタルであれ、自分にあったメモの取り方は永遠の課題。しっくりくる形式を見つけるには試行錯誤が必要で、それなりに結構な時間を要します。手帳やノートを購入する金額的な部分も気になりますしね。
手帳もノートもたくさんの種類がありますが、どれを使うのが正解かなんて使ってみないとわからないんですよ。だからってね、その都度買うのもね、それなりに躊躇するんですよね。
そこらへんのモヤッとした迷いを、アプリで見つめ直してみるかな・・的な。狙いを定めた手帳選びための準備期間にアプリを活用しちゃおうというわけです。
個人的にはメモは紙で管理したい派ですが、先に感覚を身につけてからいづれは紙の手帳へ移行していく、そんなやり方もありかと考えてます。アプリがよければ、そのまま使ってもいいわけですし。どっちが至高とかそんなんじゃなくて、柔軟に行きましょ、柔軟に。
フリーで使えるPDFのデータを活用してみる
最初は初期段階で入っているものを使ってみて、なんか違うんだよなあと感じたら、別のテンプレートをダウンロードして設定して使ってみるもよし。環境と気合があれば、テンプレートを自作してそれを読み込んで使うこともできます。
ビジネス向け
いくつか無料のPDFテンプレートをダウンロードできる便利なサイトがあるんですが、ビジネスでも使いやすいのは有名どころですが、SONYのサイトのでしょうか。
ここの手帳のPDFデータの中にページを行き来できるテンプレートがあって、これをみつけなければ私はせっかく買ったアプリの良さを一生理解できなかったとおもわれます。
読み込み方法に関しては以下の記事をご参照ください。
手順としては私の作ったものをダウンロードするのと、さほど変わりませんので・・
特定のページにジャンプできるリンク機能がついていること。それって画期的なことですよ。手帳のインデックスを開くような、しおりを挟んだページをすぐ開くような感覚に近いものがありますけど、それよりも直感的に使えるというか。

各月のマンスリーページへすぐに飛んでいけますし、ウィークリーページへもリンクしているので大変便利です。一番感動したのはマンスリーのページの各日にち部分を閲覧モードの状態でタップすると、個別のデイリーページへいけることでした。

ウィークリーページからもマンスリーをすぐに見ることができます。カレンダーから隔週のウィークリーへ飛んでいくのもいい感じです。
もちろん個別の日付ページ(デイリー)へもリンクしています。

デイリーページからウィークリー、マンスリーともにリンクしているので、ページの切り替えが素早く行えてしまいます。このレイアウトに慣れると探すストレスがほぼありません。

書き込みスペースが足りなくなったら、必要な時だけ欲しいだけ増やせます。いらなくなれば削除も瞬時に行えます。好きなテンプレートのページを自分の裁量で、なおかつ思いつきで増減できるのは最高です。
紙でこの管理をするとなるとノートではまず無理ですし、やったとしても無駄なページが必ず出てきます。部分的にページの形式を変えるのも面倒な話ですし、そもそも事前に書くことが決まっているような状況でないとノートでの管理は難しいんですよね。
そのほかにもPDFのデータを配布されてるサイトがあるので、好みのテンプレートを設定して使ってみると自分に合ってる手帳管理が掴めるかもしれません。
とにかく種類豊富な中から選ぶ
手帳系のテンプレートなら「pdf de calendar 2 」の右に出るものはないでしょうといくらいサイズも形式も充実してます。
自分でテンプレートを作ってみると苦労がわかりますが、よくぞここまで育てたなあと関心しきりなサイトです。すごい。
シンプル&リンク付き
ちなみに私も自分で使いやすくするためにテンプレートを作ってみました。
自分が使いやすいためだけに作ったものなのでものすごくシンプル。リンク機能が重宝します。無料で配布してますので、気に入ったら使ってみてください。
紙とアプリの使い分けの例
私はiPadにメモを書いたりしていますが、同時に紙の手帳もノートも普通に使っています。内容によって使い分け、という具合で。
メインスケジュールは高橋手帳がメインで。
その他、考え事をまとめる時は方眼ノートを使っています。
そして、ブログや仕事の流れを把握する必要があるときは、iPadで。
紙の手帳ではカバーしきれないことをiPadが補ってくれていて、アプリでの管理はあくまでも補佐的な扱いという位置づけでやっています。
どっちを使っても一長一短はあります。
紙の管理で困ること

できればなんでも一つのものにまとめたほうがシンプルに整理できるってもんなんですが、後のことを思うとそれも考えものだなあと思うようになったんですね。
紙の手帳を使うようになってからだいぶ立ちますが、どうも日々状況が変わっていくような内容を管理するのが難しい。
なにかしら整理しておきたい時はコピー用紙やルーズリーフを使って書き溜めていたりしています。でもね、書いてしまった内容を部分的に移動させたくなったり、ページの入れ替えを行いたくなったり、同じことを何度も書く必要が出てきたりするんですよ。困ったことに。
場所を気にせず手早く書ける利便性がある反面、修正の厳しさがあるのが「紙での手書き」です。
iPadを使うことで困ること

書類管理に場所はとらないですけど、書きたいときにすぐに書けるかというとそうでもないんですよね・・。専用のペンの置き場にも微妙に困るし。さらにiPadは大きさも重量もあるから、サクッと取り出してメモる・・というスマートな使い方にはならないです。
決まった場所へ固定させて使うならいいんですけど、一家に一台程度で使うとなるとあらゆるアプリを入れることになるので・・
動画見る時もあれば、ちょっとしたネット検索で使うこともあるし、あちこちに持って歩くとね、気がつけばバッテリーも消耗してるし、なんかすぐにメモ取るっていう環境になれないところが辛いですねえ・・・
娯楽用と仕事用は分けたほうがいいのかな。・・・お金、かかるな。・・切ないな。
アプリでノート管理するメリット
ただ、紙は紙の良さがあるけれど、アプリでノートを管理する感覚は譲れないものがありますよね。
整理のしやすさは、圧倒的にアプリでデータ管理する方に軍配があがります。特に以下の3つ。
書類整理の手軽さ

作った書類はガシガシ選択して一気にフォルダにつっこんでおけば、一気にファイリングするようなものです。意図する順番で並べておくなら、ファイル名の先頭にナンバリングしておけばいいですし、そういったタイトル付けに手間がかからないのがいい。
データで保存することの良し悪し
データで保存するから書類保管の時の場所をとりません。とはいえ、データも保管状態が大事ですし、災害があれば一気に消失する危険性はあります。(可能性として)
長期保存が必要そうな大事な内容は、自分なりに安全だと思える方法でバックアップ管理することはおすすめします。
コピペの有り難さと処分のしやすさ
また、いくら間違えてもいつでも簡単に書き換えできますし、コピペを使えば同じことを何度も書く必要もありません。時間節約できるならやったほうが精神的に安定して暮らせます。
よく考えて合うやり方で
以上で、「私なりのメモ管理」の話は終わりたいと思います。「書類」っていったって、重要度とか保管期限とかそういうので全く管理は変わってきますし、何でもかんでも一色単とはいかないわけですから、よく考えてアプリなりノートなりファイルなり使っていきましょう。
せっかく買ったアプリを全く使いこなせていなくて悩んだ時期もありましたが、今はあまり難しいことは考えず、いいとこどりでやっていくくらいで丁度いいのかなと思えるようになりました。食わず嫌いせず、やってみると世界がひらけていいものですね。
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